[REPORT]なんだこれ?! 畑の土と合体する祭り「マッドランドフェス」
有機野菜片手に泥プールで踊りまくる!
いきなり泥まみれで失礼します!エクストリーム出社協会の天谷(あまや)です!
今回は、私は千葉県佐倉市のとある農場で開催されている「マッドランドフェス」に来ています!
直訳すると「泥の地のお祭り」。風味豊かな野菜を育む土に身体ごと飛び込んで、大地の恵みを身体全体で感じちゃおう! というイベントなんです。
一見なんの変哲もない畑で、フェス? と、思ってませんか? そこのあなた。これがね、発見の連続だったんですよー!
フワフワの泥にびっくり
まず、その名の通り会場の地面は一面の土なんですが、これがフワッフワの感触なんです!
会場内の「泥プール」では、そんな土と水がまざったクリーム状の天然泥を体験!あまりのなめらかさに、思わずその場で「泥パックを試してしまいました!
うーん、なんかお肌がスベスベしてきた気がする!(ホント効果があるかはわかりません)
泥のなかで至福の表情。泥プールに浸かるお客さんたち…みんな至福の表情。
フォトショップで露天風呂の写真に泥を合成したのかな? といわんばかりのシュールな光景。
なかでもとびきり満喫している感じだったこちらのお二人にお話を伺ってみました!
東京都 Aさん、Bさん(20代・会社員)
Aさん「いやぁー、いちど腰をおろしたらもう出たくなくなっちゃいました…… 畑の泥ってこんなにフワフワして気持ちいいんですねぇ」
Bさん「もう気がついたら、いたというか。全身の体重をやさしく受け止めてくれて、とにかく居心地がサイコーです!」
あー、なんかすごいわかる気がする!
例えていうならこの感触・・・そうだ、低反発ふとんの感じだ!
ゆーっくり体重が吸収されていって、べちゃべちゃとは正反対の、身体がやわらかい綿で包まれているような気分になるんです。
日差しで暖まった泥の温度がまたキモチよくて…もうね、限りなくふとんです。
すごいぞ、泥のパワー
泥まみれで味わう新鮮野菜なんてことを思っていたら、目の前のお姉さんが
めっちゃイエローなにんじん持ってるー!
にんじんといえば赤いモノじゃ?こんなのはじめて見たんですけど!
エクストリーム出社協会(エ)「いったいどこから見つけてきたんですか?」
お姉さん「会場内の畑からですよー。新鮮な野菜が畑から抜き放題なので、引っこ抜いてきたんです!」
エクストリーム出社協会(エ)「うお、ナマでかじってる!?」
人がやってるのを見ると、真似したくなるなぁ。僕も泥だらけの恰好で、畑に向かいました。
葉っぱをつかんで、にんじんを引っこ抜きます。簡単にスポッと抜けるかと思ったら、いがいと抜けない……!体重をかけて引っ張らないと、ビクともしないレベルです。
・・・・・・・
スポッ♥
太陽の下でひときわ輝くイエローにんじん。抜けるような夏空とのコントラストがすごい。なんかおもちゃのにんじん持ってるみたい。でもこれ、正真正銘のにんじん。
さっそくかじってみると・・・
濃い~~!なにも付けてないのに、なんか全体的に風味が濃い~!夏のさわやかな香りに、にんじん独特の甘みとコク。そして土の匂いがブワっと鼻を通り抜けていきます。
でもそれも、「あー泥だ」というような嫌な感じではなく、コーヒーを思わせるような香ばしい感じ。うーん、これは食べてみなければ気づかない感覚だ!
たしかにここは「フェス」だな
会場の真ん中には、特設のDJブース。有名DJたちが織りなす健康的なビートにあわせて、みんな踊りまくってます!
ビキニ姿の人までいて、まるで陸地にビーチができたような雰囲気です。
新鮮な泥の感触を体験できて、新鮮な野菜も味わえて、太陽の下で大地の恵みに感謝しながら踊る、これはね、間違いなく畑のフェスですわ。
夏風でチルアウト
会場には、縁側のような休憩ブースも。通り抜けるそよ風を楽しみながら、全力で遊ぶ人々を眺めていると、「あぁ、夏休み時代、帰省先ではしゃぐ僕らを両親はこんな目で見ていたのかなぁ…」なんて、妙な親心を感じてしまいました。
わー! という”野外フェス”ではないかもしれないけれど、なんだか絵日記に書きたくなるような夏休みの思い出が作れるフェス、それが「マッドランドフェス」なのかなぁ、と思いました。
取材ご協力、ありがとうございました!またやってください!